led電球だけ交換できる？交換可否と失敗しない選び方を徹底解説

「led電球だけ交換できるの？」そんな疑問を持つ人は多いですよね。

結論から言うと、ほとんどの照明は電球だけをLEDに交換できます。

ただし、照明器具の種類によっては交換できないケースもあり、知らずに購入すると「取り付けられない」「点灯しない」といった失敗につながることもあります。

この記事では、led電球だけ交換できる照明の見分け方、正しい選び方、交換手順、そして節電効果までをわかりやすく解説します。

この記事を読めば、自宅の照明を安全かつ確実にLED化でき、電気代もグッとお得になります。

led電球だけ交換はできる？結論と基本の考え方
led電球だけ交換できるケース・できないケースを具体的に比較
失敗しないled電球の選び方
led電球だけを交換する手順と注意点
led電球に交換するとどのくらい節約できる？
led電球交換に関するよくある質問（Q&A）
まとめ：led電球だけ交換して、手軽に節電・長寿命を実現しよう
1. この記事で紹介した要点の振り返り
2. おすすめLED電球と購入前チェックリスト

led電球だけ交換はできる？結論と基本の考え方

この章では、「led電球だけ交換できるの？」という疑問に対して、初心者でもすぐ理解できるように基本の考え方を整理します。

結論から言えば、多くの照明器具は、電球だけLEDに交換できます。

結論：多くの照明は電球だけLEDに交換できる

一般家庭で使われている白熱電球や電球型蛍光灯は、同じ「口金サイズ」（電球をねじ込む金属部分の直径）が合えば、LED電球だけを交換することが可能です。

たとえば「E26」「E17」などが代表的な口金サイズで、これが一致すれば特別な工事は不要です。

つまり、照明本体を取り替えずにLED化できるケースが大半ということです。

口金サイズ	主な使用場所	交換の可否
E26	リビング・ダイニング	◎ 交換可能
E17	廊下・洗面所	◎ 交換可能
G9 / GX10	スポットライトなど	△ 要確認

ただし器具の種類によっては交換できないケースもある

一方で、すべての照明が電球だけ交換できるわけではありません。

特に、LED一体型の照明器具は、電球が取り外せない構造になっているため、電球交換ができません。

また、密閉型の照明（浴室など）では、LED電球の熱がこもって寿命を縮めることがあるため、対応モデルを選ぶ必要があります。

照明タイプ	交換可否	注意点
LED一体型	× 不可	器具ごと交換が必要
密閉型照明	△ 対応モデルのみ可	熱に注意
一般的な電球ソケット式	◎ 可	口金が合えばOK

交換前に知っておきたい「口金サイズ」と「形状」の基本

LED電球を選ぶ前に、まず確認すべきなのが「口金サイズ」と「電球の形状」です。

口金サイズはE26やE17など、金属ねじ部分の太さを示します。

電球の形状は、一般的な「A形（丸型）」のほか、「T形（細長い）」や「G形（丸いボール型）」などがあります。

現在使っている電球と同じ形・サイズを選べば、ほぼ確実に交換可能です。

形状	特徴	主な用途
A形	最も一般的な電球型	リビング・寝室
T形	細長くスリムな形	デスクライトなど
G形	丸くデザイン性が高い	洗面台・インテリア照明

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led電球だけ交換できるケース・できないケースを具体的に比較

次に、どんな照明なら電球だけ交換できるのか、逆にできないものはどれなのかをタイプ別に詳しく見ていきます。

表や具体例を使って整理することで、どんな器具でも自分で判断できるようになります。

シーリングライト・ペンダントライトの場合

これらの照明は、電球が取り外せる構造ならLED化可能です。

シェード（カバー）を外して電球ソケットが見えるなら、ほぼ確実に交換できます。

ただし、LED一体型と書かれたモデルは交換できません。

照明タイプ	交換可否	ポイント
シーリングライト（ソケット式）	◎	口金サイズを確認
ペンダントライト	◎	デザイン性を重視したLEDも可
LED一体型	×	電球交換不可

ダウンライト・スポットライトの場合

ダウンライトやスポットライトは、やや判断が難しいタイプです。

電球部分が「ソケット式（取り外しできる）」なら交換可能ですが、「LEDモジュール内蔵型」は不可です。

ライトの裏側やカバーの内側に「E17」「E11」などと書かれていれば交換できる目印になります。

タイプ	交換可否	備考
ソケット式	◎	E17やE11対応LEDを選ぶ
モジュール一体型	×	電球交換不可、器具ごと交換

蛍光灯・シーリング一体型の場合

円形蛍光灯タイプや、照明器具とライトが一体になっているタイプは、基本的に電球だけ交換はできません。

ただし、直管LEDランプ対応器具に限り、配線工事を行えば交換が可能です。

この場合は電気工事士の資格が必要になるため、DIYではなく専門業者に依頼しましょう。

照明タイプ	交換可否	注意点
蛍光灯（円形）	×	器具ごと交換が必要
直管蛍光灯	△	対応器具＋工事で可
LED一体型シーリング	×	電球交換不可

表でわかる「交換できる照明／できない照明」一覧

ここまでの内容を一覧表でまとめます。

自宅の照明タイプを照らし合わせれば、すぐに判断できるはずです。

照明の種類	電球だけ交換	備考
一般的なソケット式照明	◎ できる	最も簡単にLED化可能
LED一体型照明	× できない	器具ごと交換が必要
密閉型照明	△ 対応LEDのみ	熱対策モデルを使用
蛍光灯型	× または △	配線工事が必要な場合あり

失敗しないled電球の選び方

この章では、購入後に「合わなかった」「暗すぎた」と後悔しないためのLED電球の選び方を、初心者でも簡単にチェックできる3つのポイントにまとめて解説します。

「サイズ・明るさ・色味」さえ押さえれば、失敗しないLED選びができます。

サイズ・口金・電圧を確認する3ステップ

まずは、現在使用している電球の「サイズ」と「口金」を確認しましょう。

LED電球にはE26・E17・E11など複数の種類があり、これが一致していないと物理的に取り付けできません。

また、調光対応タイプ（明るさを調整できるスイッチ付き）かどうかも重要です。

確認ポイント	内容	チェック方法
口金サイズ	E26・E17など	古い電球の根元に記載あり
電圧	100V対応が一般的	パッケージまたは本体記載を確認
調光対応	対応／非対応を明記	非対応タイプは調光器で使えない

明るさ（ルーメン）と色温度の選び方

LED電球の「明るさ」は、ワット（W）ではなくルーメン（lm）で表されます。

おおよそ下記の表を目安に選ぶと、白熱電球からの置き換えでも違和感がありません。

白熱電球の明るさ	相当するLEDのルーメン値	主な用途
40W	約485lm	廊下・トイレなど
60W	約810lm	寝室・ダイニング
100W	約1520lm	リビング・キッチン

さらに、「色温度（ケルビン：K）」にも注目しましょう。

暖かみのあるオレンジ色の光を「電球色」、自然な白を「昼白色」、青白い光を「昼光色」と呼びます。

リラックス空間なら電球色、作業スペースなら昼白色を選ぶと快適です。

色温度	光の特徴	おすすめの場所
電球色（2700K前後）	あたたかく落ち着いた光	リビング・寝室
昼白色（5000K前後）	自然でバランスの取れた光	ダイニング・玄関
昼光色（6500K前後）	白く明るい光	キッチン・作業部屋

メーカー別おすすめLED電球比較表

LED電球はメーカーによって寿命・色の自然さ・演色性（色の再現度）が異なります。

ここでは信頼性の高い主要ブランドを比較しました。

メーカー	特徴	平均寿命
パナソニック	自然な色合いと長寿命	約40,000時間
アイリスオーヤマ	価格が安く種類が豊富	約30,000時間
東芝ライテック	調光対応モデルが多い	約40,000時間
日立	演色性が高く、色がきれい	約30,000時間

led電球だけを交換する手順と注意点

次に、実際にLED電球だけを交換する手順を説明します。

作業自体はとてもシンプルですが、安全に行うためのポイントを知っておくことが大切です。

交換の前に必ず確認する3つの安全ポイント

電気を扱う作業では、ちょっとした油断がトラブルの原因になります。

交換の前に、以下の3つを確認してください。

ブレーカーまたはスイッチを必ず切る
電球が熱い場合は冷めるまで待つ
脚立や椅子を使う場合は安定した場所に置く

特に浴室や屋外など水気のある場所では、防水対応LED電球を使用することが重要です。

確認項目	理由
電源を切る	感電防止のため
熱が冷めるまで待つ	火傷防止
安定した足場を確保	転倒事故防止

交換手順を写真付きで解説（初心者向け）

実際の交換手順はとてもシンプルです。以下のステップで行えば安全にLED化できます。

手順	内容
①	照明の電源を切る
②	古い電球を反時計回りにゆっくり外す
③	LED電球を時計回りにしっかり取り付ける
④	スイッチを入れて点灯を確認

電球交換の基本は「焦らず・確実に」が鉄則です。

交換後に点灯しない・チカチカする場合の対処法

交換後に点灯しない、またはチカチカする場合は、以下の原因が考えられます。

現象	主な原因	対処法
点灯しない	口金サイズの不一致、ソケットの緩み	再度しっかり取り付け直す
チカチカする	調光非対応LEDを調光スイッチで使用	調光対応LEDに交換する
暗い	ルーメン値が低い	より明るいモデルに変更

また、古い器具で電圧が安定しない場合もチラつきの原因になるため、同様の症状が続く場合は照明器具自体の交換を検討しましょう。

led電球に交換するとどのくらい節約できる？

この章では、実際にLED電球へ交換した場合、どれくらい電気代や交換コストが節約できるのかを具体的に見ていきます。

LED電球は初期費用こそ高いものの、長寿命と低消費電力でトータルコストが圧倒的に安くなります。

電気代と寿命の比較表（白熱電球との違い）

LED電球と白熱電球では、同じ明るさを得るための消費電力が大きく異なります。

以下の表は、一般的な60W相当の明るさを比較したものです。

項目	白熱電球	LED電球
消費電力	約54W	約7W
1日8時間使用時の月電気代（1kWh＝31円）	約403円	約52円
寿命	約1,000時間	約40,000時間

単純計算すると、LED電球は電気代を約87％削減できる計算になります。

また寿命が約40倍と長く、交換の手間も大幅に減るのが特徴です。

LED電球の初期費用はどれくらいで回収できる？

「LEDは高い」と思う方も多いですが、実際は短期間で元が取れます。

例として、1個あたり1,000円のLED電球を購入し、1日8時間使用した場合のシミュレーションを見てみましょう。

項目	白熱電球	LED電球
購入価格	200円	1,000円
月の電気代	約403円	約52円
差額（1か月あたり）	約351円の節約

この差額から考えると、わずか3か月で初期費用を回収できる計算になります。

長期間使うほどお得になるため、LEDへの交換はコスト面で非常に合理的です。

交換後のメンテナンスと長持ちのコツ

LED電球はメンテナンスフリーと思われがちですが、より長持ちさせるためのコツがあります。

ホコリや油汚れを定期的に拭き取る（熱がこもりにくくなる）
密閉型器具の場合は「密閉対応LED」を選ぶ
頻繁にON/OFFを繰り返さない

これらを意識することで、寿命がさらに伸び、照明トラブルのリスクも減ります。

LEDは“交換して終わり”ではなく、“正しく使って長持ちさせる”ことが大切です。

led電球交換に関するよくある質問（Q&A）

最後に、読者からよく寄せられる疑問をQ&A形式でまとめました。

ここで不安を解消しておけば、安心してLED化に踏み切れます。

「口金が合わないときはどうすればいい？」

口金のサイズが異なる場合は、変換アダプターを使用する方法があります。

たとえばE17→E26など、口金を変換するパーツが市販されています。

ただし、高熱を発しやすい環境（浴室や密閉照明）では安全上おすすめできません。

状況	対応策
口金サイズが異なる	変換アダプターで対応可
LED一体型器具	アダプター不可、器具ごと交換

「調光スイッチ付きの部屋でも使える？」

すべてのLED電球が調光器に対応しているわけではありません。

調光非対応のLEDを使うと、チラつきや点灯不良の原因になります。

「調光対応」と明記されたLED電球を選ぶようにしましょう。

スイッチタイプ	使用可否	注意点
通常スイッチ	◎	全LED対応
調光スイッチ	△	調光対応LEDのみ使用可

「防水や屋外ライトもLEDにできる？」

屋外や浴室照明でもLED化は可能ですが、防水性能を確認する必要があります。

「防雨型」「防湿型」と記載されたLED電球なら問題ありません。

ただし、屋外コンセントや庭園灯など、雨ざらしの環境では防水性能IP65以上のものを選ぶのが安心です。

設置場所	必要な防水性能	おすすめLEDタイプ
浴室	IP44以上	防湿型LED電球
屋外照明	IP65以上	防雨型LED電球
屋内一般照明	不要	通常タイプで可

設置環境に合ったLEDを選ぶことで、安全かつ長寿命の照明が実現できます。

まとめ：led電球だけ交換して、手軽に節電・長寿命を実現しよう

ここまで、led電球だけを交換する際の基本知識や注意点、節約効果について解説してきました。

最後に、この記事のポイントを簡単に振り返っておきましょう。

この記事で紹介した要点の振り返り

多くの照明器具は、電球だけLEDに交換可能（口金が合えばOK）
LED一体型・蛍光灯型は交換不可の場合がある
選ぶときは「口金サイズ」「ルーメン値」「色温度」を確認
調光器対応や防水性能など、環境に合ったモデルを選ぶことが重要
LEDは白熱電球に比べて約87％の電気代節約が可能
正しい取り扱いと定期的な掃除で寿命がさらに延びる

比較項目	白熱電球	LED電球
電気代	高い	約1/8に削減
寿命	約1,000時間	約40,000時間
初期費用	安い	やや高いが短期回収
交換の手間	頻繁に必要	ほぼ不要