送別会等の行事である【寸志】
慣れたことであれば、迷う事はないかと思いますが、
はじめて、寸志を渡す時なら、
”寸志はどう書けばいいのか”
”いくら包めばいいのか”
また、どのタイミングで渡したらいいものなのか
疑問の点が多々出てくると思います。
今回は、寸志封筒袋の書き方
相場の金額、幹事さんへと渡すタイミングなどについて
まとめてみましたので
是非、参考にしてみてください。
送別会・寸志袋の選び方&書き方
【寸志に使うのはどんな封筒】
寸志に使うのは蝶結びののし袋です。
そして、水引と熨斗が印刷された祝儀袋を使用します。
マナーとして、普通の封筒ではなく
必ず「のし袋」を使ってください
【どんな書き方・表書き】
万年筆やボールペンは避けましょう!
濃い目の墨汁を使った筆や
筆ペンで書くようにします。
昔のしきたりで、
香典は薄墨で書くものだと
思っている人も多く
実際、弔事用の筆として、
薄墨の筆ペンも売られていたりします。
なので、濃い目の墨で書くようにしましょう。
◆名前を書く時は中央に・・
◆寸志ののし袋で表裏の書き方は?
のし袋の表側水引の上は【寸志】
下の方には、名前を書くようにします。
◆のし袋の裏側に金額を書きます。
◆【金○○円】〇の部分には
数字の記載ではなく、漢字にしましょう。
1=壱、2=弐、3=参、4=肆、
5=伍、6=陸、7=漆、8=捌、
9=玖、10=拾
寸志と御礼の使い分け~~
自分の上の立場なら寸志になります。
【寸志】は目上から目下に与えるもので
下の立場で送ってもらうなら
【御礼】や【贈呈】などと書きます。
袋ののり付けについては幹事さんの手間をはぶくという意味もあっても
特につけなくても大丈夫です。
ちなみに、寸志と同様の意味を持つ
松の葉には「ほんの気持ち」という意味合いがあります。
が、目上の人に渡す時は【寸志】などと書くと失礼になってしまいますので
表書きは【松の葉】とするようにしましょう。
こういう細かな、マナーというのは
日本独特なものだと思いますが、
こうした気遣いを習慣として
昔から行っていた日本人には
相手の気持ちを察する力が
自然についていたのでしょう。
送別会・寸志を渡すタイミング
幹事さんに寸志をタイミングは
会が始まる前が望ましいです。
送別会の当日、できるだけ早い段階に、
幹事さんには、送別会を開いていただく
労をねぎらいながらわたすようにします
また、送別会当日、
会場で寸志をわたす時には、
目立たないようにして
幹事さんにわたすことも大切です。
寸志の金額&相場はどのくらい?
送別される側はマナーとして
自分の立場を考えて会費よりも若干上乗せが良いでしょう。
1万円札とか5千円札等、
1枚ものにしておくことも大切なマナーになります。
もちろん、お金は新札を用意するのは望ましいです。
買い物した時などに
おつりで新札をもらった時には
気分がいいものですよね。
受け取る側の心象もかわってきます。
新札は銀行にもっていけば、
変えてくれるので事前に準備をしておくといいですね。
寸志を頂いた時の報告(幹事さん)
寸志を戴いた幹事さんは、
会の冒頭でそのことを紹介するのがマナーです。
ただし、寸志を紹介する際には、
~~さんから「【寸志】をいただいておりますと」いうのはNGです。
おこころざし、または、
少し丁寧な言い方で、ごこうし(ご厚志)
をいただいております。
と紹介するといいでしょう。
そして、金額には触れないことも
大切なマナーになります。
まとめ
以上、送別会の【寸志】の書き方、
わたすタイミング、相場や関連する情報について
紹介させていただきました。
ただ、送別会での寸志については
会社などによって、様々です。
私が、以前、所属していた会社の部署では、送別する人に対しては
一切、お金を受け取っていませんでした。
郷にいっては郷に従う!
紹介してきましたような、
一般的なマナーを参考にしながら
所属先の組織の慣例にならってみてください。
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